発売されてから10年たつゲーム「侍道4」をなぜ今も遊んでいるのか。
本記事を書き上げるために考え込んだ結果、結論としては以下三つの答えが出ました。
・不快な要素なく短時間で目的達成ができる
・遊びの幅が大きい
・世間的に攻略されていない要素がそれなりにある
今回は「不快な要素なく~」「遊びの幅が大きい」の部分について話していきたいと思います。
(三つめは小論文並みに長く、マニアックになってしまったため次回)
不快な要素なく短時間で目的達成ができる
侍道4の紹介だというのに、いきなり何を言い出したんだコイツは、と思われたかもしれませんがとりあえず聞いてください。
現代においてゲームの評価に深く関わる要素として、不快な要素がないことは最重要項目であると考えています。
また、短時間で遊びきれることも重要であると思います。(遊びきるとは、ステージクリアなどゲームの満足感を得られる要素を示します)
侍道4は幕末時代を一人の侍が活躍するストーリーとなっているアクションゲームであり、シナリオの分岐が多数ある周回ゲーでもあります。
周回をするにあたってはシナリオスキップ等、何度も見たりプレイさせることで不快な場面については極力避けることができるようにゲームが構成されています。(シナリオスキップをフル活用すると1周回15分くらいでクリア可)
このゲームをプレイするにあたって、求めるものは人それぞれだと思いますが、一般的なゲームの目的とそれにかかる時間を例に出していきたいと思います。
このシナリオ面白そう。
・シナリオスキップなしでエンディングまで大体1.5時間
・バッドエンド含めて全10ルート。どのルートにも趣があった
・主要な登場人物が1人を除いて最初のイベントで集結するので、シナリオも選びやすい
・メインシナリオを踏破しても、ボリューミーなサブシナリオあり(ぶっちゃけメインシナリオの1ルートよりも内容は充実している気がする)
・史実パロディが多用されており、史実マニアも満足できる
主人公強くして無双してぇ。
・ゲーム中最大攻撃力の刀作るのに大体3時間(強化にガチャ要素があるので変動する)
・流派(主人公のステータスを左右する要素)を鍛えるのに1時間
・必要な金銭、強化素材を集めるのに1時間
ともかく敵と戦いたいんだ!
・通常シナリオ進めていけば敵と戦うことのいなる。戦わないシナリオはほとんどない。
・雑魚を無双したければ代官所のヤクザ狩りミッションを受ける(100人斬りで大体10-20分くらい)
・町の鍛冶屋に挑めば、ラスボス並みの強さをいつでも味わえる(倒すとその周回中は不在になるが)
・ラスボス並みのステータスを持つ雑魚敵200人以上と連戦するミッションあり(クリアまでに1時間前後)
侍道4ではこのようにゲームプレイの目的ごとに平均1時間程度で結果を得られる仕様になっています。
遊びの幅が広い
人がゲームに求めるものは、十人十色であると思いますが、侍道4は多くの人の需要を満たしているように思えます。
例えば、プレイヤーのプレイングスキルに着目した場合。
難易度の設定ができるのでゲーム苦手なら低難易度にすればよいのでは?となると思いますが、低難易度には低難易度特有の遊び方ができるのが侍道4。
プレイングスキル、ゲームの進行度合いごとに以下のようなケースを挙げてみます。
ゲームあまり得意じゃないけど、シナリオを楽しみたい。
難易度「易しい」がおススメ。基本的には負けなし。序盤に避けられない戦闘があるが、敗北しても救済措置がある。また、この難易度ではどの敵からも流派が手に入るので、流派を付け替える楽しみがある。
プレイスキルはそこそこ自信あるよ!
難易度「普通」がおススメ。システム面では「易しい」「超難しい」のように流派・強武器を得られる特色はないので、難しいことを考えずにシナリオを楽しみたいときにはこの難易度をプレイする。
個人的には「難しい」「超難しい」へ挑戦するための準備期間としてこの難易度をプレイしている。
周回を通して主人公の性能が上がってきたぞ?
難易度「超難しい」がおススメ。流派を育てて、主人公の性能を最高に引き上げることで、ようやく五分の戦いをすることができる。この難易度では最高の性能を持つ武器が入手できる。
もはや通常シナリオ程度の難易度は満足できん!
隠しルートへの挑戦がおススメ。あまり使わないであろう無手の流派を育てる必要があるのでややマニアック。隠しルートシナリオは王道でありながら秀逸。
普通にプレイする範囲はやりつくした!もっとないのか!
サブシナリオにあたる「通常なりわい」をこなしていくことで「最終なりわい」というものが出現します。
このサブイベントは他のイベントに比べると難易度が頭一つ抜きんでる…、というより製作者の気でも狂ったのか、といえる難易度になっています。これに難易度「超難しい」で挑むことが侍道4のエンドコンテンツである、といっても過言ではありません。(ここでしか手に入らない刀もある)
このようにエンジョイ勢からマニアまで、侍道4ではゲームプレイヤー層ごとに異なる楽しみ方ができます。
後編へ続く。
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